満月・新月の影響

方便3 方便
方便3

 月は、いつの時代も眺めるだけで何かしら心が動くようで、俳句や和歌にも多く詠まれています。このような、しみじみ心を癒す観賞の効果もありますが、精神や身体にも影響が及ぶようです。

 よく知られている影響と言えば、満月や新月を挟んだ一週間ぐらいの期間、巷では明らかに救急車の出動回数が増えるという事実があります。これは、気をつけていれば統計を調べる必要もなく、街なかでの救急車のサイレンの音で実感できるくらい日常的に起る事実です。

 満月時と、新月時の地球上の日本の位置と月の位置関係による影響ですが、分かりやすい原因は引力と言われています。が、その影響だけではないのかもしれません。
 とにかく、満月・新月を原因とする(と思われる)影響が人体に及んでいるのは動かしがたい事実なのです。救急車の出動件数が増えるということは、間違いなく、健康面で悪影響があるということです。

 私が感じる重要と思われる事は、満月・新月を因として体の健康面だけでなく、それはどうやら心にも悪影響しているようだということです。

 私個人の観察ですが、満月や新月の時期に一定の割合で不機嫌な人が出て来るようなのです。怒りっぽくなったり、じっさい怒っていたり、人に当たったり、嫌みを言ってみたり、仕事を押し付けたり、仕事をしなかったりする人が少なからず出ます。このように周囲で人が起こすトラブルや、ちょっとした不愉快な行為が気になる時はだいたい満月や新月の数日前とか数日後が非常に多いのです。街の中においても、運転中、やけに後ろの車があおってきたり、事故を見かけたりした時は、だいたいその期間のことが多いのです。
 なので、わたしはもう「満月や新月はヒトの心身に影響を及ぼす」と確信しています。

方便→月の満ち欠けのせいにする

 そういったことを踏まえ自分の心の健康のために使える”方便”は、

「それって、月の満ち欠けのせいだから」

考え方:じぶんの周りの人物から、いつもよりやけに嫌がらせをされる、当たられる、怒られる等の不愉快なことをされる。車の運転中にやけに車間を詰められる、あおられる、車線変更で入れてくれないなど感じられた場合、それは、

「月の満ち欠けのせいでみんなちょっと狂ってる」

というように「月の満ち欠けのせい」にするのです。
 このとき、本当にその期間かどうか調べる必要はありません。月のせいだと思うことで、これを知らなかったときより自分へのダメージは軽減されるのですから、確認はむしろしないほうがいいのです。それに、私の経験上、満月や新月と救急車のサイレンがよく聞こえる日はだいたいズレていて当日ではないので、ズレていてもいいのです。これはヒトへの影響が単純に満月や新月とシンクロしているわけではないということです。そして、方便はそうやって都合よく使うものなのです。

 さらに追加で、自分以外の他人だけではなく、自分も月の影響は必ず受けていることも考慮してください。月の満ち欠けのせいで「自分もちょっと狂ってる」のです。ヒトは、全自動の本能とまやかしの自由意思の自分をギリギリその合間の意思で保っているので、「ちょっと狂ってる」状態はほぼ自分ではなくなっているので、もし怒りや悲しみが湧いたとしても「月の満ち欠けのせい」なので、その感情には乗らないでください。

「月のせいでみんなちょっと狂ってる」「自分もちょっと狂ってる」

「自動運転の本能とまやかしの自由意思」については、
「気持ち」と「思い」の食い違い
の記事で書いています。